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J.S バッハ
ゴルトベルク変奏曲よりアリア
  


後援者カイザーリンク伯爵の弟子であったゴルトベルクのために作曲され、「クラヴィア練習曲」第4部として出版された。曲はアリアとその低音旋律の主題による30の変奏曲で構成されている。


魂の筋のひとつひとつまでを鮮やかに克明に浮かび上がらせていくグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」ではなく、淡い闇の光の隙間を細く繊細な指先でたどるピーター・ゼルキンの「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたくなるような穏やかな宵には、...
「もし僕らの言葉がウィスキーであったなら」/ 村上春樹


最初の発表会でこの曲をとりあげたのは無謀でした。いまだにきちんと弾けたことがめったにありません(たまにはあるのかと聞かれても困るけど........トリルがなければね)。
 
演奏時間は、反復なしのグールドと比較できるよう他の演奏者(反復あり)の場合には実演奏時間の1/2を記してあります。
演奏者 感想
C.ローゼン


(1:52)バランスのとれた良い演奏だと思います。

G.グールド

'55

(1:53)旧録音('55)で、彼のデビューアルバムです。発売当初、日本では注目されなかったのを強力に推した吉田秀和さんはさすが。グールドのすごいところは曲の構造をとらえる卓越した直観力とバカテクに支えらられたリズム感+ロマンティシズムではないかと思います。

A.シフ


(1:55)シフらしいすっきりした明快な演奏です。この人のバッハは、聴いていて疲れない。

熊本マリ


(2:08)マリさんの会心のディスクではないかと思います。アリアの美しさは、このディスクが最高。練習においては、もちろんこのアリアをお手本にしました。

P.ゼルキン

'94


(2:11)ピーター・ゼルキンの2度目の録音。最初の録音('66)は彼のデビューアルバムとのことで、あえてグールドと同じデビュー曲を選んだのはなかなかのもの。この録音では(初回のものは聴いていません)、柔らかなタッチで優しく音を紡いでいるといった感じがします。春樹さんは、どちらの録音について書いているんだろう。

 
G.グールド

'81

(2:52)死の前年の25年ぶりの新録音で、新録音の意図について、旧録音では各変奏間の統一性が十分に考えられていなかったからと答えています。異様に遅いアリアも含め新録のほうが好みです。この人の演奏をみていると姿勢なんか気にするのがあほらしくなりますね。


■参考Web
ゴルトベルク変奏曲関連CD
ゴルトベルク変奏曲関連書籍
 

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