海外の'70年代AOR(Adult Oriented Rock)・ポップスのカヴァー集の傑作で、セリほどこういう企画にふさわしい歌手は、今に至るまで他にはいないのではないか。彼女の醸し出す都会的なけだるさにぴったりの選曲とアレンジ(瀬尾一三)もすばらしい。中でも、「素顔のままで
Just the way you are/Billy
Joel」や「二人だけ
We're all alone/Boz Scaggs」やイーグルスの「デスペラード
Deperado」などのよく知られた名曲、それに「アントニオの歌
Antonio's song ( The rainbow)/Michael
Franks」や「How
many Lies/Veronique Sanson」などのメロウ・サウンドが耳に心地いいアルバムです。